日本における大腸がんの現状 大腸がんの発生部位

結腸がんと直腸がん

大腸は小腸からつながり、肛門に至る消化管の一部です。大腸は「結腸」と「直腸」の2つからなり、口に近い盲腸から上行結腸、横行結腸、下行結腸、そしてS状結腸までを「結腸」、結腸の先で肛門までの腸を「直腸」と言います(図5)。その為、「大腸がん」はがんが発生する場所によって、「結腸がん」、「直腸がん」という呼び方がされます。

日本人の大腸がんを発生部位別にみると、S状結腸と直腸にできるものが多く、あわせて大腸がんの約7割を占めると言われています*1

図5 大腸の部位

  • *1:国立がんセンター中央病院で1990年〜1995年の間に切除された1,409例の大腸がんの発生部位と頻度は、直腸534例(37.9%)、S状結腸483例(34.3%)、上行結腸146例(10.4%)、横行結腸99例(7.0%)、盲腸83例(5.9%)、下行結腸64例(4.5%)の順でした。