精密検査(全大腸内視鏡)体験談

大腸がん検診(便潜血検査)を受けて、 「要精密検査」「陽性(+)」 の結果だった人が必ず受ける精密検査(全大腸内視鏡検査)。​
精密検査を受けた方から「実際に受けてみてどうだったか」、感想を寄せていただきました。​
※精密検査の内容については、こちら(精密検査用スクロール版 | ブレイブサークル)をご覧ください。

 

陽性結果は多忙や深酒のせい…と思い込んでいた私が、精密検査を受けてみて

女性 / 40代 
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40歳で初めて便潜血検査が“陽性”となり、多忙や深酒の影響でたまたまだと思いました。しかし念のため受けた精密検査で約2cmのポリープが見つかりました。自覚症状がなくてもリスクが潜んでいる可能性があります。

精密検査を受けた当時のご状況を教えてください。

40歳のときに受けました。アパレル関係の仕事をしておりデスクワークと現場作業が混在、海外とのミーティングや出張が多く、生活リズムが不規則になりがちでした。
会社では毎年健康診断が行われ、私は35歳頃から毎回大腸がん検診(便潜血検査)も受けていました。
 

精密検査を受けることになったきっかけを教えてください。

40歳のとき、初めて便潜血検査の結果が“陽性”となり、「要精密検査」の案内を受けとりました。
思い当たる症状は無かったので、ハードワークが続いてタイミングが悪かったのだろうと思うのと同時に、便潜血検査の2日前に深酒をしていたので、たまたまだと軽く思っていました。夏休み前に念のため受診しておくか、と気軽な気持ちだったので怖さや躊躇などはありませんでした。
 

精密検査を受ける病院はどのように見つけられましたか。

以前通院歴のあった総合病院の胃腸科を選びました。
問診では「深酒のせいだと思う」と伝えましたが、医師から「便潜血検査は精度が高く、陽性は大腸に何らかの異常を示している可能性がある」と丁寧に説明を受け、気持ちを改めました。
 

精密検査を受けるまでのお話しをお聞かせください。

検査前の下剤はスポーツドリンクに似た味で私には合わず飲むのが大変でしたが、大腸の中のデトックスと考え、頑張って飲み切りました。
内視鏡検査は麻酔を使い、横向きで足をそろえた姿勢で行われるため恥ずかしさはありませんでした。
女性はお尻からカメラを入れることを躊躇すると思いますが、私の場合は子宮がん検査のように股を大きく広げて検査を受ける方が恥ずかしかったです。気づいたときには検査が終わっており、とてもスムーズでした。
 

精密検査を受けていかがでしたか。

医師から「2cmのポリープがありその場で切除した」と説明がありました。事前に同意していたため入院となり、医師の指示により2泊3日になりました。そこで初めて「思ったより大きなポリープだったんだ」と自覚しました。
生検の結果は良性でした。
結果をお聞きした時に、担当医も便潜血検査で“陽性”になったが深酒のせいと思っていたこと、しかし精密検査で2㎝大のポリープが見つり、さらに一部がん細胞があったということを話してくださいました。
私が問診時に似たようなことを言ったので、精密検査の重要性を強く説いてくださったのでした。

精密検査を受けてみて、いま思うことを教えてください。

精密検査を受けるまで「自分は大丈夫」と思っていましたが、そういえば便が細くなっていた、残便感があったかも、などサインがあった気もします。
便潜血検査や精密検査は面倒に思われがちですが、大腸がんは女性のがん死亡原因1位と言われており、誰にでもリスクがあります。
自分の健康を守れるのは自分だけ。ぜひ毎年の検診を受け、異常があればすぐに精密検査につなげてほしいと思います。
 

 

 
 
 

スルーしてしまった複数回の便潜血検査”陽性”、のちに大腸がんの手術を受けることに…

男性 / 70代(受診時50代) 
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3年連続で便潜血検査が陽性になりました。しかし気になる症状はなかったため、「大丈夫だろう。」と放置していた。娘のひとことがきっかけで精密検査受診を決め、そこで大腸がんが見つかった。

精密検査を受けた当時のご状況を教えてください。

40歳代前半に要精密検査となり、内視鏡を受けましたが何の異常もありませんでした。
50代になり、数年連続、便潜血検査「陽性」となりましたが、そのときも「大丈夫だろう」と自己判断をしていました。娘の言葉をきっかけに精密検査を受けたところ、大腸がんと診断され開腹手術を受けました。
アルコールには強くありませんが、仕事の関係で飲酒回数や量は多い生活でした。脂っこいものが好きで、喫煙もしていました。

精密検査を受けることになったきっかけを教えてください。

人間ドックは毎年受けていました。50代に入り便潜血検査が3年連続で陽性になりましたが、自覚症状はありませんでしたし、「気になることはないから大丈夫だろう」と思い、精密検査の受診には至っていませんでした。
40代の時に陽性となり、精密検査を受けた結果が”異常なし”だったことも受けない理由にしていました。
ある日、人間ドックの結果票を見た娘が「この+(陽性)反応はなに?きちんと精密検査を受けるまで一緒に食事に行かない」と強く言われたことが決め手となり、受診を決意しました。

病院はどのように見つけられましたか。

最初は市内の病院で内視鏡検査を受けました。その際、医師から「大腸がん」だと告げられました。時間が経つにつれ不安が強まり、いろいろ調べる中で他の医師から意見を聞く「セカンドオピニオン」という言葉を知り、藁にもすがる思いで別の病院を訪ねました。
セカンドオピニオンを求めた医師のところで、手術方針などを聞き、そこで精密検査を受診することに決めました。
 

精密検査から手術を受けるまでをお聞かせください。

1つめの病院で内視鏡検査を受けた時は、診断中の医師が他の医師を呼ぶ様子から、ただならぬ雰囲気を察しました。検査後には、肛門に近い位置に4cm程度のがんがあり、大腸がんであること、手術が必要なことを告げられました。
2つめの病院でも、持参した画像を見て「まぎれもなくがんである」と言われ、そこで手術について詳しく話を聞きました。
再度内視鏡検査をし、病理検査の結果、進行性直腸がんⅢ-aと診断されました。
開腹手術となりましたが、その後は自宅療養を経て職場復帰をすることができました。
 

精密検査を受けてみて、いま思うことを教えてください。

長年、便潜血検査で陽性と出ていたのに知らん顔をして放置していたことを悔やんでいます。もっと早く受診していれば、開腹手術ではなく、体への負担が少ない処置ができたかもしれません。
多忙な年代ほど自分の体を後回しにしがちですが、年1回のがん検診と、要精密検査が出た際の精密検査受診はとても大切です。
早期発見・早期治療は、自分だけでなく周囲の幸せにもつながると強く感じています。
 
 

身近な人からの「内視鏡受診のススメ」を受けて

女性 / 50代前半 
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フルタイム勤務。和食中心の食事、睡眠は平均6時間程度、家事や散歩、通勤等で運動量を確保。更年期による便の不規則さが少し気になっていたところ、会社の上司から「50歳を過ぎたら一度は内視鏡検査を受けたほうがいいよ」と勧められ、受診しました。

精密検査を受けた当時のご状況を教えてください。

初めて受けたのは51歳です。
和食中心、お酒を飲むのは週2~3回(20~30代は酒量多め)。睡眠6時間と規則的な生活で、運動習慣はありませんが、日常的によく動いています。便通は良好だけど、やや不規則になる日があるなと思っていたころでした。
 

精密検査を受けることになったきっかけを教えてください。

便潜血検査は40歳からほぼ毎年受けています。
45歳頃まで採便方法(正しくは便の表面をこすり取る)を誤っていました。
50歳頃には便が緩くなる日や不規則になる時があったものの、更年期や一時的なものと考えていました。
便潜血検査の結果が陽性の場合、大腸内視鏡が必要という知識はありましたが、仕事の忙しさに加え、子供の受験や家族の介護が重なり、40代後半は隔年での受検となっていました。
そんな中、上司から「50歳なら内視鏡検査を一度は受けた方がよい」と勧められたことが後押しとなり、以前に比べて便の不規則さが少々気になって医療機関での受診を決断しました。
 

精密検査を受ける病院はどのように見つけられましたか。

日頃から健康診断で利用していた検診センター併設の総合病院が新築されたことをきっかけに、ホームページで施設内容を確認したうえで消化器内科を受診しました。
更年期の影響もあるのか、便が緩くなったり不規則になったりする日があることを相談したところ、一度しっかり検査しておく方が安心、との医師の判断から大腸内視鏡検査を受けることを決めました。
 

精密検査を受けるにあたり、数日前からどのような準備をされましたか。

初診時に、医師から大腸内視鏡の内容や鎮静剤の利用可否、アレルギーの有無、ポリープがあった場合に医師判断で切除することを同意するか、検査時に腸を傷つける可能性などのリスク説明を受けました。
その後、看護師から検査前後の食事内容や手順、持ち物について説明を受け、数日前から消化の良い食事をとり、前日は下剤を服用して備えました。
 

精密検査を受けていかがでしたか。

検査当日は、病院で看護師から下剤の飲み方を教わり、指示に従って一定間隔で飲み進めました。梅ジュースのような味で飲みにくさはなく、水やお茶を併用しながらスムーズに進められました。
待合には自分を含め6名がおり、トイレも人数分あったため不便はありませんでした。便が透明に近づいた段階で看護師に確認してもらうときは、なんとなく申し訳さを感じました。
検査着に着替えて麻酔下で検査を受けました。「麻酔の点滴を落としていきますね」までは記憶していますが、「検査終了です」という医師の声で目覚めました。痛みや不快感を感じることはありませんでした。
結腸に異常はないものの直腸にあったポリープを1つ切除したと説明を受け、病理検査に出しました。1時間ほど休み、1週間の禁酒と消化の良い食事を指示されました。
後日結果を聞き、問題がなかったため安心しました。今後は年1回の便潜血検査と3~4年後の内視鏡検査を勧められました。

精密検査を受けてみて、いま思うことを教えてください。

忙しい時期ではありましたが、思い切って時間をつくって医師に症状を相談して本当によかったと思っています。自分だけなら、気になる症状も都合よく考えて受診を先延ばしにし、いつもの生活を続けていたかもしれません。しかし、身近な人から「絶対に検査へ行った方がいい」と強く勧められたことで受診しようと決心し、次の検診を待たず早めの受診につながりました。

 

 

健康に自信のある僕が大腸内視鏡検査を受けるまで

男性 / 50代前半 
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草野球が趣味でよく体を動かしているため、健康に自信がありました。自分では若干の残便感と便のキレの悪さがあることを感じていました。妻から「それは自覚症状でしょ。何かあったら野球ができなくなるよ」と言われ、それは嫌だと思い、大腸内視鏡検査を受けることにしました。

精密検査を受けた当時のご状況を教えてください。

初めて受けたのは52歳。
自営業で草野球が趣味、辛い料理や肉料理が大好きで、飲酒は50代から増加。
40代頃から排便に時間がかかるようになり、残便感や便のキレの悪さを感じていました。
 

精密検査を受けることになったきっかけを教えてください。

50歳頃から大腸がんが増えると聞いたことがありました。
トイレの時間が長いことを家族に心配され、妻からは残便感などの自覚症状を指摘されて受診を勧められていましたが、踏み切れないままでした。
便潜血検査は毎年受けていて陰性でしたが、まだ高校生の子どもたちのことや、大好きな野球を続けたい思いもあり、不安を解消するため大腸内視鏡検査を受けることにしました。
 

病院はどのように見つけられましたか。

毎年健康診断を受けている近くの総合クリニックで聞いたところ、そこでも大腸内視鏡検査が受けられると聞いたためここで受けようと思いました。
 

精密検査を受けるにあっての準備や、検査前後の様子を教えてください。

検査数日前、看護師から食事制限、下剤の飲み方や注意点、当日の持ち物や流れの説明を受けました。
当日は朝から自宅で腸をきれいにする飲料を飲み始めましたが、味が合わず量も多いため苦戦。受けた時期が真冬だったこともあり、1.5リットルもの量を飲み切るのがつらかったです。
その日家族は不在だったため、トイレの使用回数を気にする必要はありませんでした。便意は何度もおしよせますが、腹痛はありませんでした。
便意が落ち着いてからクリニックに向かいました。歩いて行ける距離にあるので、その点は安心でした。
 

精密検査を受けたときの様子を教えてください。

クリニックで便意を確認され、専用パンツに着替えてすぐ検査に移りました。
麻酔はしませんでした。医師が逐一声かけしてくれたため安心できました。
見つかった4つのポリープはその場で切除。内視鏡がおなかの中を動くような、若干圧を感じる感覚はあったものの痛みや不快感はなく、検査自体は約20分程度でした。出血もなく、検査終了後は1時間程度安静にし、帰宅しました。

ポリープの病理検査は良性だったことに安心したものの、健康に自信があったのに4つもポリープがあったことに驚きました。
医師の助言で1年後に再度内視鏡検査したが異常なし、今後は便潜血検査は毎年受け、5年後に内視鏡検査を受けることを勧められました。
 

精密検査を受けてみて、いま思うことを教えてください。

日常的に運動をして健康には自信があった自分は、ポリープや大腸がんは不健康な生活をしている人がなるという思い込みを持っていたので、自分に複数個のポリープがあったことは正直なところショックでした。
今ではこの経験を周囲に伝え、便潜血検査を受けることや少しでも気になる症状がある場合は、医師に相談したほうがいいと伝えています。